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中国のレアメタル輸出規制物質の追加措置について

 2025年10月9日に中国政府より、レアメタル輸出規制に追加で規制を強化する発令が行われました(商務部62号)。2025年4月から、サマリウム(SM)、ガドリニウム(Gd)、テルビウム(Tb)、ジスプロシウム(Dy)、ルテチウム(Lu)、スカンジウム(Sc)、イットリウム(Y)を含む 金属、合金及び酸化物の輸出には、中国商務部からの許可が必要となっていましたが、5元素が新たに輸出規制対象に追加されました。ユウロピウム(Eu)、ホルミウム(Ho)、エルピウム(Er)、ツリウム(Tm)、イッテルビウム(Yb)が規制対象となります。2025年11月8日からこの発令が施行されるため、当該日以降は輸出には商務部の許可が必要となります。
2025年4月から規制が徐々に厳しくなっており、今後の先行きはさらに不透明になっていると言っても過言ではありません。 
 
磁石を購入されているお客様の中には、上記の規制成分が入っていないにも関わらず輸出できない状況があることも伺っております。中国商務部の審査はさらに厳しくなることが予想され、さらに時間がかかることでしょう。緊急対応として生産拠点を移して、対応されている企業様もおられます。
  
 弊社もすべての磁石がスムーズに輸出できている状況ではございませんが、一部の磁石は安定して供給を続けております。こういった緊急事態に対応すべく、規制成分を含まない磁石のVE提案などを行っております。4M変更、最終ユーザー様の承認を得る過程には多大なコストがかかることが想定されます。ですが、この状況が簡単に好転することは考えにくく、現状維持が続くと思われます。
 
 BCP対応として、ご提案できる製品もございますので、一度弊社にお問い合わせくだされば、ご提案可能な製品をご紹介致します。
 詳細はお問い合わせください。
2025年10月13日 16:05

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