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中国のレアメタル輸出規制について

 2025年4月より、中国政府がレアアース輸出規制を実施しました。
 本規制により、サマリウム(SM)、ガドリニウム(Gd)、テルビウム(Tb)、ジスプロシウム(Dy)、ルテチウム(Lu)、スカンジウム(Sc)、イットリウム(Y)を含む 金属、合金及び酸化物の輸出には、中国商務部からの許可が必要となります。上記物質は主に、磁石の製造に用いられ、中国で精錬、世界各地へ供給されています。そのため、中国から輸出制限物質が含まれる磁石を輸出する際には、中国商務部の許可が必要となりました。ところが、輸出制限物質が含まれている磁石だけでなく、対象外の磁石に対しても、輸出許可書が発行されず中国税関に輸出拒否されるケースが多数あり、世界的な供給不足に陥っています。
 政治的な要因も絡み合っており、スムーズな輸出が行える状態に回復するまでまだまだ時間がかかると予想されています。中間在庫や完成品在庫を確保している企業様では、今回の影響は少ないと考えられますが、在庫が少ない、もしくは都度購入されている企業様においては早急な代替品の確保が急務ではないかと推察致します。
 
 当然当社も中国の磁石メーカーであるため、今回の輸出制限の影響を受けています。しかし、2025年4月の輸出制限実施開始時から弊社は中国税関に対し、正式な手続きを踏み、輸出申請を行い、中国税関より輸出許可を入手、継続的に日本のお客様に磁石を供給しております。輸出制限物質を含有している磁石については、必要資料を提示し、輸出許可を受けているケースもございます。
 
 今後の先行きは不透明な状態であり、BCPの観点から複数社購買、一部製品の切り替えを弊社としてご提案しております。材料変更の承認には多くの時間と労力がかかることは承知しております。しかし、製造ラインがストップしてしまう事態を避けるためにも、是非弊社製磁石の使用をご検討ください。
 弊社としても、お困りごとをお持ちの企業様に少しでもお役に立てるよう精一杯対応致します。
 
 今すぐには問題ないが先行き不安な企業様、調達困難な企業様、複数社購買を検討されている企業様、弊社にお声掛けいただければ最適なご提案をさせていただきます。
詳細はお問い合わせください。
2025年08月05日 09:25

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